RSS

JACOB JENSEN

Jacob Jensen(ヤコブ・イェンセン)はデンマークを代表するプロダクトデザイナー。かつてデンマークの高級オーディオメーカー「バング&オルフセン」のチーフデザイナーを務め、彼の作品はニューヨーク近代美術館の永久展示品にも選ばれてる。
ヤコブ・イェンセンといえばシンプルかつ洗練された、都会的なデザインが特徴。そこには彼の生活環境が強く影響している。著名なデザイナーであれば、きっと大きな都市でお洒落なものに囲まれて生活していると思うだろう。しかし実際に彼(そして息子たち)は首都であるコペンハーゲンから200km以上離れた、森や海が広がる閑散とした場所に事務所を構えている。なぜこのような土地に長く住み、デザインを続けてきたのか?

JACOB JENSENのコレクションはこちらです

ユトランド半島の北、リムフィヨルドに面した穏やかな海のそば、ホイスレーブと呼ばれる町にヤコブ・イェンセンの事務所がある。「バング&オルフセン」の仕事をすることで会社は大きくなったが、反面デザインの現場からは離れ、経営に専念するばかりになった。そんな状態を見つめなおし、再びデザインに専念するためにこの場所にやってきた。ここなら都市の喧騒から遠く離れ、デザインに専念できるという。

事務所のまわりは森や畑、北欧特有の入り組んだ海岸線ばかり。文字通り何もない田舎である。しかし注意深く周りを眺めると、さまざまな色や形に囲まれていることに気付く。葉っぱや波や太陽、それはむしろ都会でみる以上に豊富で多彩である。実際に多くのプロダクトも自然からインスピレーションを得て作られたのだという。デザイナー本人も都会にいるよりはこうした環境に囲まれているほうがデザインにつながる刺激が強いのかもしれない。

自然をモチーフとして作られたものは有史以前より山のようにある。その中でヤコブ・イェンセンの作品が野暮ったさを微塵も感じさせず、上品で洗練されていると言われる所以は、彼らが厳しい北欧の自然の中で生き、常に本質を見つめて人間が必要とするフォルムを真っ直ぐに表現してきたからだろう。

受け継ぐべきもの、変わるもの

多才で創意に富んだデザイナーを多く生み出す北欧のデザイン大国デンマーク。この国にあって公共建造物を手がけることは一流デザイナーの証と言われている。2006 年、ヤコブ・イェンセンは80 歳の誕生日を迎えた。2008年にはブランドが50 周年を迎え、息子のティモシーがブランドで働き始めて30 年が経った。そこで事務所近郊のスキーフ市において「ジェネレーションズ」と題した親子の回顧展が開催された。会期中にはデンマーク女王マルグレーテ2 世とヘンリク王配が招待され、これまでの2 人の足跡を記した作品を眺めて回られたという。またティモシー指導の下、父ヤコブ・イェンセンの功績を祝して「The 11 Stars of Skive」という表情豊かなモニュメント群が創作された。この11 のモニュメントはスキーフ市のそれぞれのロータリーに設置され、各作品に伴うストーリー、ユーモア、視覚的な対比などによって、道行く人々に新たな視点から現実を見直すことを促している。
2015年5月15日、ヤコブ・イェンセンは89歳でそのデザイン人生の幕を閉じた。チーフデザイナーが息子ティモシーに変わった今もヤコブ・イェンセンデザインは進化し、人々に新しい発見と喜びを与え続けていくだろう。

English Introduction:

For more than half a century, Jacob Jensen Design has been an important entity within the international design scene.

Jacob Jensen Design is characterized by a homogenous and easily recognisable form language originally developed by Jacob Jensen and further refined by his son Timothy Jacob Jensen.

The Jacob Jensen form language is a design philosophy that embraces distance, closeness and touch.

Brands

ページトップへ